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脳育コンパス無料オンライン講座、第2話です。脳育コンパスインストラクターのとがみはるかです。前回は、脳育コンパスで学ぶ3つのこと——脳科学の基本、遊びへの取り入れ方、日常の困りごとへの対応——についてお話ししました。今回は、その1つめ「脳科学の基本」をお話ししていきます。
第2話で学べること
- 脳は何歳までに、どれくらい完成するの?
- 「シナプスの結合」ってなに?
- 脳の80%ができるこの時期に、なにが起きているの?
- 感情をコントロールする「前頭葉」の働きとは?
- 前頭葉を育てるために、日常でできることは?
「脳科学」と聞いて身構えなくて大丈夫
私は看護師をしていたので、専門用語自体には、実はそこまで抵抗はありませんでした。でも、その知識を目の前の我が子の子育てにどう活かせばいいのか、実はまったくわかっていなかったんです。長男が癇癪を起こすたびに、「今この子の脳の中で何が起きているんだろう?」なんて考える余裕もなく、ただその場をなんとか収めることばかり考えていました。
脳育コンパスに出会って初めて、「あ、こういうことだったのか」と、知識と目の前の我が子の行動がつながった感覚がありました。実は"脳の基本"を少しでも知っておかないと、「なぜその関わりや遊びが必要なのか」がわからず、形だけ真似しても効果が出にくくなってしまいます。だからこそ、最初にこの土台の部分からお話ししています。内容はとてもシンプルなので、安心して読み進めてくださいね。
脳の80%は、3歳までにできあがる
脳科学者の茂木健一郎さんも「脳の80%は0歳から3歳、遅くとも5歳までに基礎が完成する。その後の人生は、その時期に培ったものをベースに生きていく」と述べています。
この時期に脳の中で何が80%できあがるのかというと、「シナプスの結合」です。脳の中で情報をやり取りする神経細胞同士のつながりが、幼少期にものすごい勢いで作られていきます。イメージするなら、幼少期は「新しい道路をどんどん作っている時期」。そしてそれ以降は、使わない道を減らし、よく使う道を太く整備して「通行スピードを上げていく」時期に切り替わっていきます。
この時期は「才能を伸ばすチャンスの時期」であると同時に、それ以上に大切なのが「心の土台」が作られている時期だということ。感情をコントロールする力、我慢する力、人に共感する力、自分で考えて解決する力——こうした力は、幼少期の脳の発達の中で、その基盤が作られていきます。
感情のコントロールを担う「前頭葉」
脳のどの部分がどんな役割をしているのかを知っていれば、伸ばしたい力や才能を、狙って伸ばすことができます。感情をコントロールする力や、思いやり・共感力を担っているのは「前頭葉」という部位です。小さい子どもが癇癪を起こしたり、YouTubeをなかなかやめられなかったり、気持ちをすぐに切り替えられなかったりするのは、どれも、この前頭葉がまだ未完成だからなんです。
では、その前頭葉をどうやって育てていけばいいのでしょう?答えはシンプルで、「日常の関わり」と「遊び」です。特別な教材やトレーニングは必要ありません。例えば前頭葉は、眼球運動、つまり目を動かす動きにも関わっています。目を動かすような遊びを取り入れることで、自然と前頭葉が刺激されて、感情をコントロールする力も伸びていく——「目を動かすこと」と「感情のコントロール」が結びついているなんて、看護師だった私も、正直知りませんでした。
次回予告
次回の動画では、どんな遊びがどんな力や才能を伸ばすのかをお伝えします。
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