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脳育コンパス無料オンライン講座、第3話です。脳育コンパスインストラクターのとがみはるかです。前回は、脳科学の基本と、脳の部位の機能を知ることで、伸ばしたい才能にあわせて刺激すればよいというお話をしました。今回は、脳育コンパスで学ぶ3つのことの2つめ、「遊びの中に脳科学を取り入れること」についてお話ししていきます。
第3話で学べること
- 「脳科学の遊び」って、特別な教材が必要なの?
- 積み木を「倒す」のは、実は学びの途中ってどういうこと?
- 空間認知能力は、どうやって育っていくの?
- 空間認知能力を育てると、どんな力が伸びるの?
- いつもの遊びとの関わり方が、どう変わる?
「脳科学の遊び」は、特別なものじゃない
「脳科学の遊び」と聞くと、脳トレや難しい教材を想像する方もいると思います。でも、今回ご紹介するのは、普通の遊びです。折り紙、あやとり、絵本の読み聞かせ、積み木など、普段の生活にある遊びで十分なんです。
積み木を「倒す」のは、実は学びの途中
積み木を積むには空間認知能力が必要で、積み木までの距離と高さを理解しないと、積み木ってできないんです。
私の息子も、最初はとにかく積み木を倒してばかりで、全然積むことができませんでした。
看護師として発達に関する知識は一応持っているつもりだったのですが、その知識が「目の前の積み木遊び」と直結しているとは、まったく思っていませんでした。
実は、積み木はまず倒すところからがスタートなんです。積み木までの距離と、積み木の高さを、目で見ているものとあわせたり、手を伸ばしたときの距離感を、何度も倒しながら学んでいます。私たちが物を正確に手に取れるのは、見たものと距離感が一致しているから。学習ができてくると、急にピタッと倒すことをやめて、一番上だけを取ったりします。これで距離感をより正確に把握できるようになり、そうしたら急に積み上げるようになっていきます。こういう段階を経て、空間認知能力を身につけていくんです。
空間認知能力が伸ばすもの
空間認知力をつけると、図形や立体が得意になります。算数や数学の図形の計算が得意になり、数学的土台ができます。空間認知能力は、頭のてっぺん「頭頂葉」というところに関係するのですが、頭頂葉は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感にも関係するので、五感が鋭くなります。五感が鋭くなると芸術性が磨かれ、感性豊かな子、運動神経が良い子にも育っていきます。看護師として発達についての知識はあったはずなのに、「積み木を倒す」というただの遊びの一場面にこれだけの意味があったなんて、私自身、この話を初めて聞いたとき本当に衝撃を受けました。
次回予告
ここまでで、お子さんの才能を伸ばすことについては、だいぶわかっていただけたんじゃないかと思います。でも子育ては、穏やかに遊んでいるときだけじゃなく、泣いたり、叫んだり、ワガママ言ったり、大変なこともいっぱいありますよね。次回は、そういう場面で脳の働きを知っていると、感情の暴走を抑えられるというお話をしていきます。
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